勉強と部活動の両立を
日ごろより水戸葵陵高等学校の教育に深いご理解とご支援を頂きまして誠にありがとうございます。教職員を代表して厚くお礼申し上げます。
本校は地域の多くの方々に支えられ、今年創立38年目を迎えます。1985年(昭和60年)に建学の精神に「国を愛し、人を愛し、平和を愛して社会に貢献できる有為な人材を育成する」を掲げ、創立されました。教育方針「文武不岐」、校訓「質実剛健」のもとに、心の豊かさ、精神力の逞しさを併せ持つ人格教育と、前途有為な人材教育を見据えた、特色ある教育に努めて参りました。これまで巣立っていった卒業生は、今や一万名を超えました。30名の卒業生が現役医師として医療の第一線に立つなど、多くの卒業生が、経済界・産業界等多岐に渡る分野において活躍しています。また、部活動においても、全国制覇を目指す剣道部をはじめとして、野球、サッカー、男女柔道、駅伝を含む陸上、男女バスケットなど数多くの運動部が全国大会を目指し、元気一杯ガンバっています。全国大会常連の将棋部、書道パフォーマンスでの活躍が有名な書道部、短歌甲子園団体・個人準優勝を誇る文芸部など、文化部の躍進も目覚ましいものがあります。部活動での活躍は、勉強面においても大きな勇気と希望を与えてくれています。本校を志望する中学生の皆さんも、私たちとともに葵陵の未来をつくっていきませんか。
予測困難といわれている時代をしっかり生き抜くために中学生の皆さん、何が必要かと思いますか。「未来に向けての道」を切り拓き、自ら進んで学び取ろうとする姿勢、つまり主体性が何よりも大切なことだと思います。生徒の主体性を尊重しながら、本校は生徒の能力を引き出すことができる学校を目指してきました。今後も個別最適な学びと協働的な学びを大切にし、予測できない時代の変化に対応できる生徒の育成に努めてまいりたいと考えております。さらに、学習効果をいっそう高める上で、一人1台のクロームブックを活用して、総合的な探求の時間やホームルームの時間だけでなく、平常の授業の中で、深く考察し、その内容をまとめ、他者に伝える学習を取り入れた授業を展開しています。
結びに、このパンフレットをご覧いただいている中学生の皆さん、保護者の皆様、本校の教職員一同は皆さんの夢を勉強面においても、部活動面においてもしっかりと叶えることができる学校であり続けていきたいと考えております。建学の精神のもと、生徒一人ひとりが常に笑顔で人にやさしく、安全で安心できる学校、これが水戸葵陵です。是非、希望進路に挙げていただけることを願っています。
水戸葵陵高等学校 校長鈴木 博光